その鼻づまり、食べ物で変わる?耳鼻咽喉科医が薦める鼻炎ケア食

鼻炎で悩んでいる方に向けて、発酵食品やビタミンCをはじめ、漢方の知恵を活かした食材の取り入れ方を紹介します。花粉症、副鼻腔炎、鼻水・鼻づまりなど鼻の悩みに効果が期待できるとされる食材を、医学博士で耳鼻咽喉科医の木村至信先生が解説します。

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◇発酵食品とビタミンCでアレルギー症状を抑える

発酵食品とビタミンCには、アレルギー症状を抑える効果が医学的に証明されています。発酵食品には味噌、醤油、ぬか漬け、キムチ、ヨーグルト、チーズ、納豆などがあります。これらは乳酸菌の働きによって作られる食品で、腸内環境を整え、免疫力の調整に役立つとされています。

また、ビタミンCを多く含む食品には、赤パプリカ、キャベツ、ブロッコリー、ミニトマト、ジャガイモ、キウイ、イチゴ、みかんなどがあります。ビタミンCは抗酸化作用が強く、アレルギー反応を和らげる働きが期待できます。

◇食卓に取り入れやすい漢方の食材

一般的な薬に頼らず、自然なものでケアしたい方には、漢方の食材がおすすめです。漢方薬は効きが遅いため続けにくいという方も、食材なら無理なく日常に取り入れられます。漢方薬と食材の併用も問題なく、気軽に試せるのが特徴です。

●五味子(ごみし)

色が美しい果実で、鼻の粘膜を潤わせ、咳を鎮め、痰を出しやすくする効果があります。漢方薬の小青竜湯や清肺湯にも配合されています。2〜3個を湯飲みに入れ、お湯を注いでお茶として1日3回ほど飲むのがおすすめです。韓国食材の専門店やオンライン通販で入手できます。

●半夏(はんげ)

サトイモ科の植物の茎で、体内の不要な粘液を排出する効果があります。半夏自体は苦味があり食材としては使いにくいため、代わりに里芋や山芋を食べることをおすすめします。

●粳米(こうべい)

玄米のことです。粘膜を潤わせ、鼻水や痰を抑える効果が期待できます。また、ビタミンCも含まれているため、アレルギー体質の方にもおすすめです。普段の白米を玄米に替えるだけで簡単に取り入れられます。

●麦門冬(ばくもんどう)

ユリ科の植物の根で、漢方薬の麦門冬湯の主成分です。鼻水や痰を抑える作用があり、薬膳料理にもよく使われます。2〜3個を湯飲みに入れ、お湯を注いでお茶として1日3回飲むとよいでしょう。

●杏仁(きょうにん)

杏の種で、痰を出しやすくし、咳を抑える効果があります。鼻水も粘膜からの分泌物の一種であるため、鼻水を抑えることにもつながります。杏仁豆腐が代表的ですが、杏の実を食べることでも効果が期待できます。

●天門冬(てんもんどう)

ユリ科の植物の根で、体内の粘膜を潤わせる作用があります。はちみつ漬けの市販品もあり、ヨーグルトに混ぜたり、お湯に溶かしてお茶にしたりして手軽に摂取できます。

◇まとめ

これらの食材は即効性があるわけではありませんが、気休めであっても真剣に続ければ効果は出るものです。鼻は感覚器であり、自分自身が「良くなった」と感じることがとても大切です。白米を玄米に替える、コーヒー代わりに五味子や麦門冬のお茶を飲むなど、できることから少しずつ取り入れてみてはいかがでしょうか。毎日の食事にこれらの食材を上手に取り入れ、鼻炎ケアに役立ててください。

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